小規模保育の良さ
そもそも小規模保育とは?
小規模保育所の一番の特徴は、0~2歳の子どもを6~19人の範囲で保育する小規模な認可保育施設となっています。流山市内においては現在6施設(平成30年3月1日時点)が開所・運営をしています。
小規模保育所の認可基準は自治体などよって多少の違いがありますが、流山市においては国が設定した基準をもとに原則として「認可保育所と同等の施設整備・運営」を求めるA型のみ認可を出しています。また、A型一般的な保育所の配置基準に+1人の職員数(加配)が流山市より求められているため、一般的な保育所よりも手厚い保育サービスを受けることができます。
地域型保育事業の認可基準について
保育所 | ||
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職員 | 職員数 | 0歳児 3:1 1・2歳児 6:1 |
資格 | 保育士 ※保健師または看護師などの特例有(1人まで) |
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設備・面積 | 保育室など | 0歳・1歳 乳児室 1人当たり1.65㎡ ほふく室 1人当たり3.3㎡ 2歳以上 保育室等1人当たり1.98㎡ |
処遇など | 休職 | 自園調理 ※公立は外部搬入可(特区) 調理室 調理員 |
小規模保育事業 | ||||
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A型 | ||||
職員 | 職員数 | 保育所の配置基準+1名 | ||
資格 | 保育士 ※保育所と同様、保健師または看護師等の特例を設ける。 |
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設備 面積 |
保育室 など |
0歳・1歳1人当たり3.3㎡ 2歳児 1人当たり1.98㎡ |
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処遇 など |
休職 | 自園調理 (連携施設等からの搬入可) 調理設備 調理員 |
小規模保育の魅力⑴ 「きめ細やかな保育」
「小規模保育」といっても、子どもたちの1日のスケジュールは、一般的な保育園と大きな違いはありません。指導案に沿った保育を提供するのはもちろんですが、少人数のため固定化されたカリキュラムに縛られず園児一人一人の性格や特性に合わせたきめ細かな保育ができることが大きなポイントです。一人ひとりの体調や気持ちを観察しながら、「今日はAちゃんの調子がよさそうだから、昨日は嫌がっていたトイレに挑戦してみよう」「Bちゃんは自分でやることにこだわりが出てきた頃だから、靴の脱ぎ履きもまずは自分でやってもらおう。」などのように家庭のように柔軟な対応をしやすいのが特徴です。
小規模保育の魅力⑵ 「園と保護者との距離」
魅力⑴に通じるところではありますが、1年齢あたりの定員が少ないために担任保育士とのコミュニケーションが一般的な保育園よりも取りやすいです。日々の連絡帳を通したコミュニケーションだけでなく一人一人のお子様とそのご家庭が抱えている状況を担任保育士はより深く知ることができるため、きめ細やかなアドバイスや相談に乗ることなどができます。また、保育施設全体の園児数も少ないことから、施設長・園長・主任がすべての園児の情報を担任保育士と連携して細かなところまで把握することができるなども小規模保育の魅力の一つです。
小規模保育の魅力⑶ 「優先的な3歳児保育枠」
流山市では議会答弁で担当部署(子ども家庭部)が答弁したように、3歳児での転園先確保については市役所当局が主体的になり責任をもって対応することになっています。現在の制度においても、3歳児で転園をする際は他児より優先的に入園することができるなどのポイント面での優遇があるだけでなく、流山市との間でも「3歳児待機児童は発生させない」という基本方針を市議会を通して確認できており心配はありません。